年齢別に考える起業のタイミング

25歳の貴方へ送る言葉 |
大学を卒業した人なら、社会人経験は2-3年というところです。 就職して2-3年が経過し、起業するという目的意識を持って仕事に取り組んできた貴方は、そろそろ仕事を覚え慣れてきたところでしょう。 起業したいということを回りに相談すれば、
恐らく誰もがまだ早いと反対するでしょう。 お決まりのフレーズとしては、 「世の中そんなに甘いもんじゃない!」です。 ![]() 総論としては、やはりまだ学ぶべきことがたくさんあるはずです。
もし今在籍している会社では満足できないようなら、転職してでも自分に必要なものを考え、学ぶことが重要です。 |

28歳の貴方へ送る言葉 |
大学を卒業した人なら、社会人経験は5-6年というところです。 就職して5-6年が経過し、起業するという目的意識を持って仕事に取り組んできた貴方は、仕事も大体覚え、会社の仕組みも感覚的に理解し、指導する部下や後輩もできたことでしょう。 既に1度転職したという方もいることでしょう。 そのような28歳は起業に適した時期です。 まだまだ思うように行かないことも多いですが、柔軟性があり、状況への対応能力が高く、また過去の成功体験がないことも、臨機応変に事業に取り組む上で、有利に働くことが多く、まだ家庭を持っていない人が多いでしょうから、多少の苦労をしても 迷惑をかける人も少なく、思いっきり頑張れる時期です。 既に起業した際、収益を見込めるようであればベストですが、安定収入がなくともアルバイトをしながらでも月30万円程度の収入が確保できれば、大いにチャレンジしたら良いでしょう。 |
28歳から32歳ころというのは、 |
ゴールデンイヤーズと呼んで良いくらい挑戦したことがその後の経験として活き、また人との出会いも財産になると思います。 とはいえ、いつまでも起業ごっこを楽しんでいて大丈夫かというと、もちろんそうもいきません。 起業し、経営者の道を邁進するのか、起業の経験を活かし、企業の経営幹部として就職するのか事業パートナーと共同で事業展開を図るのか、4-5年の間でその後の飛躍の道筋を見出すことが重要です。 いずれにしても、28歳というのは、若さと何もないことが最大の武器です。過去の成功体験に捉われることなく、守るべき家族を持つ前、そして両親の介護といった問題が生じる前という面からも、GOLDEN YEARS と呼ぶに相応しい時期ではないでしょうか? 但し、起業の動機は大切
サラリーマンはつまらないし、何か他のことがしたいから起業するというのは、かなりの確率で失敗しますので、今一度考え直す必要があるでしょう。 ![]() 総論としては、
強い意志を持ってれば、少々無茶だったとしても起業することをお薦めします。 人間は平等に年を重ねていきます。それぞれ年齢によって、チャレンジしやすい適齢期というものがあるのではないでしょうか。 |

32歳の貴方へ送る言葉 |
大学を卒業した人なら、社会人経験はちょうど10年という節目の年齢です。会社のこと、業界のこと、世の中の仕組みなどそれなりに理解してきたころでしょう。 また社内においては、自分が出世ラインなのか停滞ゾーンなのか、リストラ予備軍なのか自己分析も出来ているのではないでしょうか? 32歳は、ちょうど中間管理職の入口に差し掛かった年齢でもあり、優秀な人は会社からの期待も実感でき、また責任も負わなければならない時期でしょう。 組織内で十分力を発揮できていないことの反動で、起業を考えるようになったのであれば、実際起業しても苦戦するかもしれません。 そして、この年で起業し、数年後に企業への再就職を試みても、年齢的に厳しく思うような再就職は無理かもしれません。 もし、実力と自信があるという方は、約10年の社会人経験の中で培ったノウハウ、人脈から予め、収益源を用意周到に確保しておくべきでしょう。 また32歳というのはそろそろ、
家族を持つ人も多くなってくる世代ですので、安定収益の確保が、20代の時以上に重要になってきます。 保守的になり過ぎず、確実に事業基盤を築いていくことが、32歳には求められます。 そして、その課題をクリアするだけの実力を10年の社会人経験で培ってくることができたのか、自問自答してみてください。 ![]() 総論としましては、
32歳というのは、経験値から事業成功の確率は25歳や28歳の起業と比べて高くなるでしょう。 培ってきた経験を元に強固な事業基盤を構築することが、できる年齢とも言えます。 事業基盤とは、事業を安定的に継続していける収益性を伴った事業を確立することです。 |

35歳の貴方へ送る言葉 |
大学を卒業してから、社会人経験は13年程度となり前述の32歳とさほど違いがないと思われるかもしれませんが、この3年は結構大きいのです。 35歳‥四捨五入するともう40歳というのは、さておき、35歳はもう冒険が難しい年齢です。 家庭には生涯の伴侶そして小さな子どもを抱えての起業はやはり躊躇してしまう人が多いのも仕方ないところでしょう。 また転職マーケットでも実質34歳が足きりラインとして見られることが多く、35歳では”脱サラ”してしまったら、出戻りでサラリーマンへの復帰というのもかなり難しくなってきます。 そのような環境下で、敢えて起業する場合は、収益の見込みだけでは不十分で、その収益が3年程度以上継続可能なのか見極めて、起業計画を作ることをお薦めします。 また目に見えないところで、28歳や32歳との違いが影響するかもしれません。 それは、約13年という社会人経験の中で良くも悪くも形成されてきた既成概念が、邪魔をする危険性が高いということです。 同じように自信があったとしても、
28歳や32歳くらいであれば、壁にぶつかれば、その時に柔軟な発想で一つ一つ乗り越えていけることも、既成概念や経験則が頭にこびりつき、中々臨機応変な対応ができないようになってきたりします。
35歳の起業は、それなりの覚悟と収益&自己資金の裏づけが重要となります。 ![]() 結論としましては、
35歳というのは、25歳、28歳、32歳といった年齢での起業 と比べて、難しい面が多いでしょう。 企業の中から見るビジネスの世界と、起業して一匹狼として外から見るビジネス の世界は、かなり違って見えるはずです。 それは、25歳、28歳、32歳といった 経験の浅い者以上に、違和感を覚えるでしょう。 ビジネス経験に裏づけされた自信と、蓄えてきた事業資金だけを頼りに起業してしまうと 大怪我してしまうかもしれません。 |

43歳の貴方へ送る言葉 |
社会人経験も20年が経ち、既にビジネスにおける自分の価値観やルール等全て固まっているのではないでしょうか? その確立したものが、ビジネスの世界で通用するのか通用しないのか、その点に尽きます。 約20年間の社会人経験で培ったものが、どれ程会社の外で通用するのか? また所属している会社のブランド力、信用力を脱ぎ捨てたとき、どれだけのことができるのか? シビアに自己評価し、何とかやっていけるという自信が最低条件です。 判断できない方や自信がない方は、定年退職又はセミリタイヤする55-60歳ころまで起業は見送った方が無難だと思います。 この年齢での起業は、勤めていた会社が倒産し、仕事だけが残った場合や、既存の取引先から、個人的に大口の仕事の依頼が舞い込んできたときくらいが、勝算のある起業となり得るでしょう。 私生活においては、子どもが成長し中学、高校、大学と一番費用がかかる時期に安定収入を捨てて、起業することは難しいと思います。 ちょうど40歳代は、
起業の谷間世代なのかもしれません。 逆に開き直って、55歳から60歳ころ、セカンドライフとして起業にチャレンジするのであれば十二分な準備期間があります。 セカンドライフでの起業を目標に計画的な準備を行えば有意義な時間を過ごせ、かつセカンドライフでの起業で大きな成果を挙げることも期待できると思います。 ![]() 結論としましては、
43歳というのは、自主的に大きなリスクを伴った決断を行わない方が良いでしょう。 現状のビジネス環境下で、出来ることを考える。 又は将来退職後のセカンドライフを見据えた準備を行うというのが、良いでしょう。 |

55歳の貴方へ送る言葉 |
企業に勤めビジネスマンとして、やるべきことをやり遂げた。第二のビジネス人生を始めたい。そんな諸兄に、是非チャレンジして頂きたいと思います。 子育てがひと段落し、子どもが自立し、退職金を手にした後、どのようなライフプランを描くのか? どのようなファイナンシャルプランを立てるのか? どのような起業が望ましいかというと、
1、オーソドックスですが、不動産賃貸業(資産が資産を生むビジネス) 2、固定費が少ないビジネス (培ってきた人的ネットワークとノウハウを駆使し、大きな資金を必要としないビジネス) 3、労力の負荷が大きくないビジネス (体力と健康面に配慮したビジネスを考えることも、この年代では重要です。 上記『1』も該当します。) このような起業が良いでしょう。 ![]() 結論としましては、
55歳というのは、ちょうどセカンドライフの入口に立ったところで、必ずしも起業ありきというのではなく、第二の人生をどうしたいのか、その基本設計を描く中で、起業というものを1つの選択肢として捉えることが大切です。 そのセカンドライフにおける自己実現のために、起業が必要であれば、起業すれば良いと思います。 しかし、退職金等老後の資金を、事業につぎ込んでしまっては、リスクが高すぎます。 中には、非常に危険な投資を、安全な財テクと思って投資して、全額失ってしまうという話も詐欺まがいの事件としてニュースで目にしますが、起業し事業資金をつぎ込むことも、似たようなものです。 |
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